免責事項:
この記事は、矯正治療に関する一般的な情報を提供する目的で作成されています。医学的なアドバイスや診断の代わりとなるものではありません。結紮ゴムの選択や使用については、必ずあなたの治療を担当する歯科医師にご相談ください。すべての歯科医院でカラー結紮ゴムが選べるわけではなく、対応は医院の方針によって異なります。
ブラケットの記事で触れましたが、ブラケットには結紮(けっさつ)タイプとセルフライゲーションタイプがあります。
効率やチェアタイムの話になると、セルフライゲーションが注目されがちですが、実は結紮タイプにしかできない楽しみ方もあります。
それが、結紮ゴムをカラーにすることです。
この記事では、カラー結紮ゴムという選択肢と、それがもたらす「矯正を気楽にする」という考え方について、私自身の経験も交えながら整理していきます。
結紮ゴムは色を選べることがある
結紮タイプのブラケットでは、ワイヤーを固定するために結紮ゴム(エラスティックリング)を使用します。
このゴムは、透明や白だけでなく、色つきのものが用意されている歯科医院もあります。
よく見かける色の例:
- 青
- ピンク
- 紫
- 緑
- 黄色
- オレンジ
- 赤
- 黒
- グレー
- ネイビー
歯科医院によって取り扱いの有無や色の種類は異なりますが、意外と選択肢がある場合があるようです。
ダイちゃんのワンポイント:
「結紮ゴムは調整のたびに付け替えるから、色を変えて楽しむこともできるんだ!セルフライゲーションタイプにはない、結紮タイプならではの楽しみ方だよ!」
最近の小学生は「矯正をイベントとして楽しんでいる」
矯正歯科医院で勤務していた際、先生から聞いて印象に残っている話があります。
最近の小学生は、結紮ゴムの色をイベント感覚で楽しんでいる子が多いそうです。
よく聞く例:
- クリスマスは赤と緑
- ハロウィンは紫とオレンジ
- 誕生日は好きな色
- 気分や季節で色を変える
- 友達と色を合わせる
矯正を「我慢するもの」ではなく、楽しめるものとして受け止めているというのが、すごくいいなと思いました。
子どもたちにとって、矯正治療が少しでも前向きな体験になっているとしたら、それは素晴らしいことだと感じます。
大人でも「楽しんで矯正」していいと思う
大人の矯正は、どうしても以下のような考え方に寄りがちです:
- できるだけ目立たせたくない
- 仕事や人目が気になる
- 早く終わらせたい
- 我慢して耐える
それももちろん正解です。実際、多くの方がそう考えるのは自然なことだと思います。
でも一方で、結紮タイプだからこそできる選択肢があるのも事実です:
- 気分で色を変える
- 派手すぎない色を選ぶ
- あえて「矯正している今」を楽しむ
- 矯正を隠すのではなく、受け入れる
こういう考え方があっても、全然いいと思います。
矯正治療は長い期間続くものです。少しでも気持ちが楽になる、前向きになれる選択肢があるなら、それを選ぶのもひとつの方法だと感じます。
派手じゃなくてもいい|大人向けカラーの考え方
「色つきゴム=派手」というイメージがあるかもしれません。
でも実際には、落ち着いた色を選べば、それほど目立たないと言われています。
大人でも取り入れやすいとされる色:
- ネイビー
- グレー
- ダークグリーン
- 黒
- ダークブラウン
- 濃いめの紫
これらの色は、遠目にはほとんど目立たず、近くで見ても「ちょっとおしゃれ」程度に見えるという声もあります。
おしゃれ目的というより、実用性や気持ちの面で選ぶという考え方もありだと思いました。
ダイちゃんのワンポイント:
「ネイビーやグレーは落ち着いた色だから、大人でも取り入れやすいよ!『派手な色は無理だけど、透明じゃない色にしてみたい』って人におすすめ!」
透明ゴムの着色が気になるなら、最初から色つきという選択
結紮ゴムで意外と多い悩みが、透明ゴムの着色です。
透明や白のゴムは最初はきれいですが、以下のような食べ物・飲み物で色がつきやすいとされています:
- カレー
- ミートソース
- キムチ
- コーヒー
- 紅茶
- 赤ワイン
- 色の濃い調味料
「目立たせたくなくて透明にしたのに、途中から黄色っぽくなるのが気になる」という声はよく見かけます。
それなら、最初から色がついていればいい
そう考えると、最初から色つきの結紮ゴムにするというのは、かなり合理的な選択です。
メリット:
- 着色を気にしなくていい
- 食べ物を我慢しなくていい
- カレーもコーヒーも普通に楽しめる
- 透明ゴムの「きれいを保たなきゃ」というストレスがなくなる
特に、食事制限を気にせず過ごせるというのは、矯正中の生活の質を大きく左右すると感じます。
大人にとってのカラーゴムは「おしゃれ」より「気楽さ」
色つきゴムは、必ずしも「おしゃれのため」でなくていいと思います。
実用的な理由で選ぶ:
- 着色を気にしないで済む
- 食事の制限が減る
- 矯正中のストレスが減る
- メンタル的に楽になる
この意味で、かなり実用的な選択肢だと感じます。
結果的に「ちょっとかわいい」「意外と悪くない」と感じられたら、それで十分だと思います。
私自身、最初は「透明一択」だと思っていましたが、着色の話を聞いて「色つきもありかも」と考えが変わりました。
カラーゴムは必ず選べるわけではない
注意点として、結紮ゴムのカラーは以下のような制約があります:
①すべての医院に常備されているわけではない
- 取り扱いがない医院もある
- 透明・白のみの医院も多い
②医院の方針で扱っていない場合もある
- 審美矯正に特化している医院では、透明のみの場合も
- 子ども向けにのみ用意している医院もある
③色の種類は医院によって異なる
- 数色のみの場合もあれば、十数色ある場合も
ただし、「結紮ゴムって色つきもありますか?」と聞いてみると、取り寄せ対応してくれることもあると先生は言っていました。
必ずではありませんが、聞いてみる価値はあると思います。
カラーゴムを選ぶ際の注意点
カラー結紮ゴムを選ぶ際に、知っておいたほうがいいと思われる点をまとめます。
①色の見え方は個人差がある
- 歯の色によって、同じ色でも見え方が変わる
- ブラケットの色(金属・白)によっても印象が変わる
- 実際につけてみないと分からない部分もある
②調整のたびに変えられる
- 結紮ゴムは調整(通常3〜4週間ごと)のたびに付け替える
- 「今回の色が気に入らなかった」としても、次回変更できる
- いろいろ試してみることができる
③写真撮影の予定がある場合は考慮
- 結婚式や記念撮影の予定がある場合
- その期間は透明にする、または調整日を調整する
- 事前に歯科医師に相談すると対応してもらえることが多い
④職場の雰囲気も考慮
- 接客業や人前に出る仕事の場合
- 職場の雰囲気によっては落ち着いた色を選ぶ
- 不安な場合は歯科医師に相談
これらはあくまで考慮すべき点であり、最終的な判断は個人の自由です。
よくある質問
Q. カラーゴムは追加料金がかかる?
A. 多くの場合、追加料金はかからないとされています。結紮ゴム自体が調整費用に含まれているためです。ただし、歯科医院によって対応が異なる可能性があるため、気になる場合は事前に確認することをおすすめします。
Q. カラーゴムは着色しない?
A. 完全に着色しないわけではありませんが、最初から色がついているため、着色が目立ちにくいとされています。特に濃い色(黒、ネイビーなど)は着色がほとんど分かりません。
Q. 上下で違う色にできる?
A. 可能な場合が多いです。上は透明、下は色つき、といった組み合わせもできます。歯科医師に相談してみてください。
Q. 途中から色つきに変更できる?
A. 可能です。次回の調整時に「色つきに変えたい」と伝えれば、対応してもらえることが多いです。
ダイちゃんのワンポイント:
「カラーゴムは調整のたびに変えられるから、『今回はこの色、次は違う色』って楽しめるんだ!気に入らなくても次回変えられるから、気軽に試してみるのもいいよ!」
私が思ったこと|矯正は「我慢」だけじゃなくていい
矯正治療について調べたり、経験したりする中で、「矯正=我慢」という考え方が強いと感じることがあります。
- 見た目を我慢する
- 痛みを我慢する
- 食事制限を我慢する
- 長い期間を我慢する
確かに、矯正には我慢が必要な場面もあります。
でも、すべてを我慢で乗り切る必要はないと思うようになりました。
カラー結紮ゴムは、その小さな「楽しみ」や「気楽さ」を作るきっかけになるかもしれません。
矯正を隠すのではなく、受け入れる。
我慢するのではなく、楽しむ。
そういう選択肢があってもいいと感じます。
まとめ|結紮ゴムで「楽しむ・気楽にする」矯正という考え方
- 結紮タイプではカラーゴムが使えることがある(歯科医院による)
- 子どもはイベント感覚で楽しんでいる例も多い
- 大人でも落ち着いた色なら取り入れやすい
- 透明ゴムの着色が気になるなら、最初から色つきもあり
- カレーもコーヒーも我慢しなくていい
- 調整のたびに色を変えられる
- 「おしゃれ」より「気楽さ」のための選択肢
矯正は医療なので、機能面が一番大切なのは間違いありません。
でも、長く続く治療だからこそ、少しでも気楽に、前向きに向き合える選択肢があっていいと感じました。
結紮ゴムのカラーは、その小さなきっかけになるかもしれません。
わからないことや興味があることがあれば、遠慮せず担当の歯科医師に相談してみてください。
この記事を書いた人について:
筆者は矯正歯科医院での勤務経験があり、現在は自身の矯正治療を受けながら、その経験を発信しています。ただし、歯科医師や医療従事者ではありません。この記事の内容は一般的な情報提供と個人的な経験の共有を目的としており、個別の医療アドバイスではありません。治療に関するすべての判断は、必ずあなたの担当歯科医師にご相談ください。
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参考情報:
- 矯正歯科医院での勤務経験
- 各歯科医院における取り扱い事例
- 患者からの体験談
- 筆者自身の矯正治療経験
重要なお知らせ:
この記事で紹介している情報は、一般的な知識および筆者の経験に基づくものです。カラー結紮ゴムの取り扱い、色の種類、追加料金の有無などは、歯科医院によって大きく異なります。すべての歯科医院でカラー結紮ゴムが選べるわけではなく、対応は医院の方針によって異なります。カラー結紮ゴムの使用や選択に関するすべての決定は、必ずあなたの治療を担当する歯科医師にご相談ください。この記事の内容を根拠として、自己判断で要望を主張したり、医院の方針に不満を持つことは避けてください。
