免責事項:
この記事は、矯正歯科に関係する仕事をしていた筆者の経験をもとにした内容です。医学的なアドバイスではありません。ワイヤーの選択については、必ず担当の歯科医師にご相談ください。
ワイヤー矯正で表側を選んだときの最大のデメリットは、目立ってしまうという悩みだと思います。
そんな悩みに応えて登場したのが、目立ちにくい「ホワイトワイヤー」です。
カウンセリングやネットで矯正歯科のサイトを見ると、「白いワイヤーも選べますよ」といった文言をよく見かけます。
「じゃあ目立たないんだな」と思う人は多いと思いますが、
実は、ホワイトワイヤーって1種類じゃないんです!
ワイヤーの白さも、目立ちにくさも、種類によって違います。
ここをあまり知らないまま始めると、あとで「思ってた白と違った…」「意外と目立つじゃん…」となりやすいんです。
この記事では、ホワイトワイヤーの種類と注意点について、矯正歯科に訪問する仕事をしていた経験から解説していきます。
ホワイトワイヤーとは?
ホワイトワイヤーは、金属のワイヤーに白っぽく見える加工(コーティング)をしたものです。
あくまで金属ワイヤーがベースなので:
- ずっと真っ白なまま
- 全く変化しない
というものではないことを前提として知っておいた方がいいと思います。

ワンポイント:
「ホワイトワイヤーは『白く見せる』ための加工だよ!金属の上にコーティングしてるから、使っているうちに少しずつ変化することもあるんだ。最初から知っておけば心の準備ができるね!」
ホワイトワイヤーの主な種類
実際によく使われているのは、だいたい以下の3タイプです。
① 全面コーティングタイプ
ワイヤー全体が白くコーティングされているタイプです。
特徴:
- 最初に見たときは「けっこう白いな」と感じる人が多い
- 全面にコーティングされている分、見た目が良い
注意点:
使っていくと、以下のような要因で少しずつ金属が見えてくることがあります:
- ブラケットと擦れる部分
- 調整で触られる部分
- 歯磨きによる擦れ(研磨剤入り歯磨き粉の影響)
最初の見た目重視の人には向いていますが、「ずっと同じ白さ」を期待するとギャップが出やすいタイプです。
ホワイトワイヤーを長持ちさせるコツ
ホワイトワイヤーのコーティングを少しでも長持ちさせたい場合、低研磨の歯磨き粉を使うのがおすすめです。
なぜ低研磨がいいのか?
一般的な歯磨き粉には研磨剤が含まれており、これがコーティングを削ってしまう原因の一つと言われています。
特に、矯正中は:
- ワイヤー周りを念入りに磨く
- 1日3回以上磨くことが多い
- ブラケットとの摩擦もある
このため、研磨剤の影響を受けやすい状態です。
おすすめの低研磨歯磨き粉:
矯正関係の仕事をしていた頃、歯科衛生士の方々がよくおすすめしていたのが低研磨性の歯磨き粉です。
代表的なものとして「コンクール ジェルコートF」や「チェックアップ スタンダード」などがあります。
特徴:
- 研磨剤が少ない(または無配合)
- 矯正装置を傷つけにくい
- フッ素配合で虫歯予防にも
- 泡立ちが少なく、しっかり磨ける
歯科衛生士から聞いた話:
- 「コーティングの持ちが違う」
- 「矯正中は低研磨一択」
- 「装置を傷つけないから安心」
価格も500〜1,000円程度と手頃なので、ホワイトワイヤーを選ぶなら一緒に用意しておくと安心です。

「普通の歯磨き粉の研磨剤が、コーティングを削っちゃうこともあるんだ!
低研磨の歯磨き粉なら、装置にも優しいし、ホワイトワイヤーも長持ちするよ!
② 片面コーティングタイプ
表から見える側だけが白くなっているタイプです。
特徴:
- 正面から見る分には、意外と気にならない
- 裏側は金属が露出している
注意点:
角度によっては「ちょっと金属部分が見えるな」と感じることもあります。
歯科医師から聞いた話では、金属が露出している分、歯に力をかけやすいことがあるそうです。
③ ロジウムコーティングタイプ
ロジウムコーティングタイプは**「真っ白」ではなく、ツヤのある白銀色です。
特徴:
- 光の当たり具合によって白色に見える
- コーティングが剥がれにくいと言われている
- 時間による見た目の変化が比較的少ない
向いている人:
「白さ」よりも、自然さや安定感を重視する人が選ぶことが多い印象です。
注意点:
逆に言えば、「意外と目立つなぁ」と感じる方もいます。
「真っ白」を期待していると、ギャップを感じやすいタイプです。

「ロジウムコーティングは『シルバーっぽい白』だから、普通の金属ワイヤーよりは目立たないけど、真っ白を期待してるとビックリするかも!事前に実物を見せてもらうのがおすすめだよ!」
「ホワイトワイヤー3種類の比較表」
| 項目 | 全面コーティング | 片面コーティング | ロジウム |
|---|---|---|---|
| 白さ | ◎ 真っ白 | ○ 表だけ白 | △ 銀白色 |
| 剥がれにくさ | ○ やや剥がれる | ○ やや剥がれる | ◎ 剥がれにくい |
| 料金(目安) | やや高め | 標準 | 高め |
| おすすめ | 見た目重視 | バランス型 | 長期安定 |
「ホワイト=目立たない」ではない
ホワイトワイヤーにすると、もともとのワイヤーよりは確かに金属のギラッと感は減ります。
しかし、以下の要素も大きく影響します:
- ゴム(Oリング)の色
- 口を開けたときの距離
このあたりの影響もかなり大きいです。
「全く目立たない」は期待しない方がいいと思います。
ホワイトワイヤーで後悔しやすいパターン
よくあるのはこのあたりです:
- 「ずっと真っ白だと思ってた」
- 「途中で色ムラが出ると思わなかった」
- 「ロジウムが白じゃなくてがっかりした」
これ、装置が悪いというよりイメージのすり合わせ不足なことが多いです。
選ぶ前に聞いておくと安心なこと
ホワイトワイヤーでの矯正を考えているなら、この3つは確認しておいた方がいいと思います:
確認すべきポイント:
- コーティングは全面なのか片面なのか
- ロジウムタイプは選べるか
- 見た目は途中でどれくらい変わるか
これらを確認するだけで、装着後の「思ってたのと違った…」はかなり減ると思います!
また、医院へ実際に訪問したら、実物を見せてくれることが多いので、ぜひ確認してみてください。
自分の歯につけたときのイメージがわきやすくなります。
結局、どれがいいの?
結論で言うと、どれが良いかの正解はありません。
最初の見た目を重視したい人:
- より白いワイヤーが良い
- 写真写りが気になる
→ 全面コーティングを選ぶ人が多い
長期間の安定感を重視したい人:
- 見た目の変化が少ないほうがいい
- 自然な感じがいい
→ ロジウムを選ぶ人が多い
大事なのは、自分がどこまで気にするタイプかを把握することだと思います。
まとめ
- ホワイトワイヤーは1種類じゃない
- 白さに違いがある(全面/片面/ロジウム)
- 見た目は途中で変わることもある
- コーティングを長持ちさせるには低研磨の歯磨き粉がおすすめ
- 「完全に目立たない」わけではない
この前提を知ったうえで選べば、ホワイトワイヤーはちゃんと意味のある選択肢になると思います。
見た目が気になってワイヤー矯正に踏み出せない人も多くいると思います。
ですが、こうしたホワイトワイヤーといった目立ちにくい装置を選ぶことができるようになってきました。
矯正治療を始める際の一つの判断材料にしていただければ幸いです!
この記事を書いた人について:
筆者は矯正歯科に関係する仕事をしていた経験があり、現在は自身の矯正治療を受けながら体験談を発信しています。ただし、医療従事者ではありません。治療に関する判断は、必ず歯科医師にご相談ください。
重要なお知らせ:
この記事の内容は、筆者の経験と一般的な情報をもとにしています。ワイヤーの種類や特性は、製品や歯科医院によって異なる場合があります。実際の選択については、必ず担当の歯科医師にご相談ください。


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